ボランティア

コロナ禍におけるボランティア受け入れ

新型コロナウイルス感染症により、従来どおりのボランティア活動が制限される中、神戸市各区ボランティアセンターでは、引き続きボランティア活動の推進に取り組み、ボランティアの受入れに際して大切にしてほしい習慣や考え方、具体的な対策をまとめました。

『コロナ禍でもボランティア紹介を依頼していいのだろうか』といった不安に対し、いつでも相談できるように、みなさんと一緒に新しい活動のカタチづくりに取り組みます。

<ボランティアセンターに「ボランティア紹介を依頼したい」と相談いただく際は…>

ボランティアセンターから、ご依頼いただく方(施設職員の方や地域の方など)に、活動内容や活動場所の様子、活動先施設がどのような感染対策を行っているか等を、できるだけ詳しくお聴きします。

「ボランティア活動をしたい方」、「ボランティア紹介を依頼いただく方」どちらも納得・安心いただいたうえで活動に取組んでいただけるよう、コロナ禍でのボランティア受入れの“新しいカタチ”として、ご理解とご協力をいただきますようお願いします。

1.ボランティアを受け入れる前に

受入する活動場所は3密(密閉、密集、密接)ではないか

密閉とは…窓や扉がなく、換気が難しい状態のことを言います
密集とは…人がたくさん集まっている、少人数でも人と人との距離がとても近い状態のことを言います
密接とは…互いに手が届く距離での会話や発声、運動を行う状態のことを言います

できる限り、ボランティアのみなさんが活動する場所が3密とならないことが理想です。

ただし、3密だからボランティア紹介ができない、ということではありません。施設として、様々な感染対策を行っている等の情報をあわせて教えていただければ、ボランティアのみなさんへ説明させていただきます。また、過去に感染者が出たことなども、気兼ねせずにお話しいただければと思います。

活動に関わる方の体調記録をつける

ボランティアのみなさんへ活動前後の2週間程度、体調記録をつけていただくようにお願いしています。同じようにボランティア活動で関わる利用者の方や参加者の方など、事前に分かっている方の体調についても体調記録をつけていただくようお願いします。

※新型コロナウイルスは発症の2日前発症後7日~10日間程度他の人に感染させる可能性があるとされています。特に、発症の直前・直後でウイルス排出量が高くなるため、無症状病原体保有者(症状はないが検査が陽性だった者)からも、感染する可能性があります。(厚生労働省HPより引用)https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html#Q2-3

体調管理票の様式はコチラ(PDFファイルへリンク)

消毒剤を用意する

手指消毒用のエタノール、エタノール成分含有のウェットティッシュ、次亜塩素酸水など、活動場所で使用できる消毒剤を用意しておきましょう。

マスクを用意する

万一、活動対象者やボランティアがマスクを忘れてしまったときに備え、配布できる使い捨てのマスクを用意しておくとよいでしょう。

2.ボランティア受入当日

活動に関わる方の検温、体調を聴き取る

受け入れたボランティアへ、活動に関わる方の体調に問題がないことを伝えると安心されます。

3.ボランティア活動中

人との距離をとり、3密(密閉、密集、密接)を避けるよう促す

こまめに換気する

30分に1回程度、窓や扉を開放して換気を行いましょう。

ボランティア・活動対象者に必ずマスク着用を促す

マスクは自分自身の発する“飛沫”を抑える効果があるとされています。
同様の感染防止対策として「フェイスガード」や「マウスガード」といったものが販売されていますが、それのみでは効果が低いとされています。フェイスガードを使用する場合も必ずマスクを着用するようにしましょう。

※フェイスシールドは、主にせきやくしゃみで飛び散った唾液等から眼を防護するもので、マスクと合わせて使用するのが標準とされています。マウスシールドは、表情が見えることや着用による暑さを軽減できる利点がありますが、感染予防策としてはマスクの代わりにはなりませんのでご注意ください。(神戸市HPより引用)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_coronanettyuu.html

飲食を伴う活動の実施は避ける

食事をしながらの会話は飛沫感染リスクが高まります。ただし、高温や多湿といった環境下でのマスク着用は、熱中症のリスクが高くなるおそれがあるので、のどが渇いていなくても水分補給はこまめに行いましょう。
(厚生労働省HPより引用)https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_coronanettyuu.html

パーテーション(アクリル板やビニールカーテンなど)の設置による対面活動

人と人が頻繁に対面する可能性が高い場合、マスクの着用とあわせてパーテーションを活用した飛沫感染防止が具体的な対策として挙げられています。

一般社団法人日本経済団体連合会「オフィスにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」
URL:https://www.keidanren.or.jp/policy/2020/118_guideline1.html

「コロナ禍だから対面の活動ができない」と思ってしまうかもしれませんが、様々な感染対策に取組みながらお互いが安心・納得した形でボランティア活動を再開させることができるよう、ボランティアセンターも一緒に考え、取組みます。

4.ボランティア受入後

活使用した備品、人が触れた箇所を消毒する

受入後、ボランティアと接した方で体調の不調があった場合は必ずボランティアセンターへ連絡する

お問い合わせ

神戸市各区ボランティアセンターでは、引き続き「ボランティア紹介の依頼をしたい」というご相談を受け付けています。コロナ禍でのボランティアの受入れについて、最寄りのボランティアセンターまでいつでもお気軽にお問い合わせください。

各区社会福祉協議会(各区ボランティアセンター)のHP一覧