先日、マンションのエレベーターでの出来事です。
小学1年生の女の子が一人で乗っていました。見知らぬ大人が乗ってきたことで、怖かったのでしょう。その子は私の背中にそっと隠れるように立ちました。
ご家庭で「知らない人にはついて行かない」「話しかけられても返事をしない」と、しっかり教え込まれているのでしょう。約束をきちんと守って、えらいなと思っていました。
女の子が降りる時に「いってらっしゃい」と笑顔で声をかけ、手を振ろうとした時です。
その子は私の手にパチンとタッチし「いってきます」と可愛く微笑んで降りて行きました。
今の時代、警戒心を持つことは大切なことです。しかしだからこそ、「相手を思いやる笑顔」や「温かい声かけ」が、人と人との間を取り持ってくれるのだなと改めて感じました。
この出来事は、私たちが行っているケアマネジャーの仕事にも通じるものがあります。
介護の相談に来られる利用者様やご家族も、「これからどうなるのだろう」「どんな人が来るのだろう」と、大きな不安や警戒心を抱えていらっしゃいます。
だからこそ私たちは、お一人おひとりの不安に寄り添い、丁寧な声かけと笑顔で「この人なら安心だ」と思っていただける関係づくりを大切にしています。
小さなタッチがくれた温もりを忘れず、これからもみなさまが安心して暮らせるよう、心を通わせる支援を届けていきます。
